気ままに書いたコラムです
主に介護や施設、ペット関連について書いています
よろしければ、リンクからお読みください
*自分の親は老人ホームに入れたくない
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*共有ペット 共同ペット レンタルペット
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*ペットシッターって?
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*自分の為の終活
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*狭い部屋の勧め
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*介護は安くない
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*特養が足りない!
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*介護職は罰ゲーム?
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*何も持たない生活 ミニマリスト
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*100年分が数年で変化する時代
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*遺品問題
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*あなたの祖先は16万人以上?
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*介護貧乏問題 おざなりの介護者サポート
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(施設選びを考える)
高齢者施設に名称がたくさんできてしまったのは、財政上の都合もありそうです。
以下は、たくさんある高齢者施設のおおまかな違いについて述べたもので、私見が入っていますし、間違った考えや情報があるかもしれません。 また関係法律もすぐに変わってしまうので、あくまでもご参考程度にどうぞ。
ポイントとしては、
☆公的施設か有料老人ホームか ☆介護型か自立型か ☆医療対応か否か
☆サービス付き高齢者向け住宅なら、介護付きか外部サービス利用か
ご利用者の状況にもよりますが、特別養護老人ホーム(以下・特養)と、介護老人保健施設(以下・老健)が公的な施設だと考えればよろしいかと思います。
*公的施設には他にも呼び方や形態があります
特養は「福祉の理念のもとに建てられた」公的な施設なので、利用者の経済的事情などにより、低費用で利用できることがあります。
施設運営も安定性が重視されているので、多くの面で優遇・保護されています。
問題は「希望者が多過ぎて、思うように入所できない」ことです。
かといって、財政他の事情で、特養の新設は期待できない状況のようです。
数百人待ちも珍しくないようですが、いまのところ、この状況は改善されないでしょう。
介護度や経済状態にもよりますが、特養に入所できるなら幸運と言えます。
老健も公的な施設で、リハビリに重点を置き、在宅復帰も念頭においており、どちらかというと医療よりで、原則として長期型ではないところに、他の施設との違いがあります。
有料老人ホーム・グループホーム・サービス付き高齢者住宅などは、介護付きの場合ですと名称の違いほどの差はないように思います。
名称の違いにこだわるよりも、各事業者の方針やサービス内容、立地(面会の通いやすさ)、契約内容に着目した方がよいかと思います。
有料老人ホームに入所する場合や、介護型のサービス付き高齢者向け住宅に入居する場合、介護サービス費(特定施設入居者生活介護サービス費)という費用が掛かります。
運営者側からすると、介護度の高い方を受け入れた方が、格段に収益があがる仕組みになっています。 このような仕組みは病院にも近いものがあり、実際の労力や費用ではなく、単純に介護度や点数などで報酬が決まるため、その弊害が非難されたこともありました。
介護保険適用のサービスを受けている方は多いかと思います。 医療とは異なり、介護労働者は低賃金ですが、もし実費だけならけっこう高額なサービスなんです。
かといって介護福祉業の上部に搾取されているわけでもありません。 施設の建築・維持管理に多大な費用が掛かっているので、現場の介護職員に十分な報酬が渡らないのです。
介護サービス費(特定施設入居者生活介護サービス費)を含めた毎月の費用計算はちょっと複雑で、制度が変わったりですとか、ケースによっては追加の料金が掛かる場合も多いので、各施設に直接問い合わせをした方が良いでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅の場合、入所者向けの介護サービスではなく、在宅扱いの外部介護サービスを選択できる場合もあるそうなので、詳しくは各施設までお問い合わせください。
人が行うサービスですから、同じ系列の施設でも、各施設でイメージが違う場合がありますし、責任者が変わっただけでも雰囲気が大きく変わることさえあります。
自立度の高い方は、自分でできること、自分で選択できることが多くなるので、介護スタッフや設備に依存する割合が低くなり、自由度の高さを求める傾向があります。
注意したいのは、自立度が高い方が、寝たきりや認知症など介護度が高い方の多い施設に入居した場合、急に介護度が進んでしまうなど、悪い影響が懸念されることです。
これは介護施設に限らず、病院であっても、入院が長引けば該当することです。
逆に介護度の高い方は、自由度よりも、介護スタッフや設備により快適度が左右される傾向があります。
介護付き施設であれば、ほぼ施設内で過ごすことになります。
ゆえに、職員同伴のお散歩や、レクリエーションの有無・頻度・内容も重要になってきます。
新設でまだ空室の多い施設と、長く開設している施設では、建物や設備の新旧だけでなく、新スタッフの有無や利用者一人あたりに対するスタッフ数などが変わってくるので、雰囲気や対応が異なることがあります(どちらが良いとは限りません)
回復の見込みがある後遺症や障害をお持ちの方なら、リハビリ対応か否かも重要です。
手当てが必要な疾病のある方が注意することは、「医療対応型」であるかないかです。
介護施設での最重要課題は、入居者の生命を守ることです。
事故・病気・怪我、その他たくさんのリスクがあります。
その中でも目の前にあるリスクが、「入居者の行方不明」です。
行方不明を防ぐために、外出ができないようにすることは、事業者側からみれば仕方のないことなのかもしれませんし、認知症入居者がいる施設では避けられません。
自立型といえども、軽度認知症の方を受け入れる施設では、出入り口をフリーにすることはとても危険ですし、なんらかの制限や監視が必要になります。
外出や行動の制限をするのは、事業者や介護者の悪意ではありませんが、行方不明になるはずもない、自立の方にとっては不自由で煩わしいと思います。
理想的には、自立の方は「昔から住み慣れた自宅」がいちばんでしょう。
ですが、少子化と核家族化が進み、地域コミュニティが希薄な今の世の中では、自宅での独居には不安がつきまといます。
自立型のサービス付き高齢者向け住宅は、そんな方に向いているのではないでしょうか。